フライパンとむし歯予防のフッ素は同じ?

★知っていると得をする口腔のはなし★

~毎月8がつく日(歯の日)に配信です!(毎月8日・18日・28日)~

フライパンとむし歯予防のフッ素は同じ?

今日は「フッ素」のお話しです。
最近、歯みがき剤などのテレビCMで「フッ素入り」という言葉をよく耳にします。フッ素(F)は私たちの身近な自然界にある元素のひとつで、お茶や魚介類など多くの食品に含まれています。
そこで気になるのが、フライパンの「フッ素加工」。
みなさんも『フライパンのフッ素加工と、むし歯予防のフッ素は同じ?』と気になったことがありませんか?

歯科のフッ素とフライパンのフッ素

歯科で使用している「フッ素」はフッ化ナトリウム(NaF)などで、水に溶けた時にマイナスイオンになる『無機フッ素化合物』と呼ばれているものです。
一方、フライパンの焦げ付き防止や自動車のコーティングなどに使用する「フッ素」は、フッ素と炭素の結合を含む『有機フッ素化合物』と呼ばれる別のもの。
フライパンは有機フッ素製品のひとつ「フッ素樹脂(PTFE:フッ素のプラスチック)」の粉を水と混ぜてフライパン用の金属に塗り、高温で焼き付けたフッ素コーティングがされています。※AGC「みんなのフッ素講座」より

歯もフライパンのようにフッ素コーティング?

歯科医院でのフッ素(フッ化物)塗布は歯の質を強化して、再石灰化を促進させます。フライパンと違い、コーティングして守るわけではないので、歯みがきでケアをする必要があります。

セルフケアの場合も、フッ素入りの歯みがき剤や洗口液などを使うことで、さらにむし歯予防の効果を高めていきましょう。

★トータルリハセンター(デイサービス)★

トータルリハセンターは、リハビリ専門職(理学療法士・作業療法士)と歯科衛生士が、口腔と身体のリハビリを本気で取り組むリハビリ特化型デイサービスです。
トータルリハセンターでは、機能訓練などのプログラムに加え、嚥下(飲み込み)訓練や口腔機能向上のためのプログラムを加えることにより、全身の健康の維持と身体機能の回復を目指しています。