デイサービスはどのようなところ?サービス内容や種類と特徴をご紹介

運動する高齢者


「デイサービスはどのようなところ?何をしているの?」「デイサービスで受けられるサービスの内容が知りたい」デイサービスに通うことを検討されているご家族がいる方は、どのような施設・サービスなのか気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、デイサービスで受けられるサービスの内容や種類、特徴についてご紹介します。

デイサービスとは?

デイサービスは高齢者が施設に通い、食事や入浴、リハビリなどの機能訓練を受けることができる介護サービスです。
自宅で生活を送れるようにすることを目的に、自立した日常生活に向けての支援や、身体機能の回復や維持向上を目指します。

デイサービスの対象者は、要介護1〜5の認定を受けた65歳以上の方で、費用は介護保険が適用されるため、1~3割の費用負担で利用可能です。

施設ではで歌を歌ったり、お手玉を使ったゲームなどのレクレーションをしたり、ほかの利用者と交流を楽しめます。
また、デイサービスによっては送迎付きで食事や入浴をすませて帰ってくるものもあるため、在宅介護をするご家族さまの負担軽減にもつながります。

疑問に感じる高齢者

デイサービスのサービス内容

デイサービスで受けられる5つのサービスを紹介します。

高齢者と介護士

デイサービスでは、体温・血圧・脈拍などのバイタルチェックをおこない、ご利用者さまの体調に異常がないかを確認します。
施設によって回数は異なりますが、事業所に来所されたときやリハビリ後など一日に2~3回程度バイタルチェックをおこないます。

ご利用者さまが参加するレクリエーションは体操やカラオケ、クイズなどさまざまな種類があります。
レクリエーションはただ楽しむだけでなく、体を動かして体力をつける、頭を使って認知症予防をすることなども目的のひとつです。
また、スタッフやほかのご利用者さまとの会話で脳に刺激を与えたり、孤独感や社会からの疎外感を感じにくくしたりする効果もあります。

デイサービスのレク

デイサービスによっては、栄養バランスの整った食事やおやつの提供があります。
普通食やおかゆなど一人ひとりの噛む力や飲み込む力の状態に合わせた食事、糖尿病食など病気に合わせた食事が提供されます。

介護職員が入浴の支援をおこなっているデイサービスもあります。
車いすやストレッチャーを使用して入浴できる機械浴がある施設もあるため、体が不自由な方も安全に入浴ができます。

デイサービスはスタッフによる車での送り迎えがあるため、車がない方も通えます。
車いすの方はリフト付送迎車が利用できるため、車いすに乗ったまま移動することが可能です。
デイサービスごとに規定などがあるため、事前に確認することをオススメします。

デイサービス 送迎

デイサービスの種類と特徴

デイサービスは目的によって、以下の4つの種類にわかれています。

  • リハビリ特化型デイサービス
  • 地域密着型デイサービス
  • 認知症対応型デイサービス
  • 療養型デイサービス

リハビリを専門としたデイサービスで、リハビリ専門職(理学療法士や作業療法士など)から、機能訓練プログラムを受けられます。
食事や入浴などのサービスがなく、半日で終了する施設が多いことが特徴です。
また、個別プログラムでリハビリをおこなうほか、マシンを使ったトレーニングができる施設のため、しっかりと体を動かしたい、目標をもってリハビリをしたいといった方にオススメのデイサービスです。

セルリアが提供するトータルリハセンターはリハビリ特化型デイサービスです。

リハビリ

地域密着型デイサービスは、定員が18名以下と小規模なため、アットホームな雰囲気のなかで利用者一人ひとりに十分なケアができるのが特徴です。
ただし、各市区町村が指定・監督をしている施設のため、住民票がある市区町村のデイサービスしか利用できません。

認知症対応型デイサービスは、地域密着型サービスのうち「要介護1以上と認定され、医師から認知症の診断を受けた方」を対象とした施設です。
サービス内容は一般的なデイサービスとほぼ同じですが、認知症の症状を緩和したり進行を遅らせる効果のある機能訓練が受けられます。
認知症の方の支援方法を理解しているスタッフが在籍しているため、認知症の方に寄り添ったサービスを望めます。

療養型デイサービスは、地域密着型サービスのうち「難病などの中重度要介護者やがん末期の方」を対象とした施設で、利用者のほとんどが要介護3以上の認定を受けた方です。
施設に看護師が常駐、または訪問看護ステーションと提携し、食事や入浴、排泄などの支援のほか、看護師による心身のケアを受けられる特徴を持ちます。

トイレを介助するスタッフ

デイサービスを利用までの流れ

デイサービスを利用するまでの流れは以下のとおりです。

ケアプラン
  1. 介護保険の利用を申請する
    デイサービスを利用するには要介護認定を受ける必要があるため、お住まいの市区町村に介護保険の利用申請をおこないます。

  2. ケアマネジャーに相談する
    要介護認定がおりたら、担当のケアマネジャーにデイサービスの利用について相談しましょう。
    要介護1~5は居宅介護支援事業所のケアマネジャー、要支援1~2は地域包括支援センターに相談します。

  3. ケアプランを作成する
    デイサービスを利用するために、ケアマネジャーが「ケアプラン(介護サービス利用計画)」を作成します。 ケアプランにデイサービスの利用内容を明記することで、デイサービスが利用できるようになります。

  4. デイサービスを見学する
    利用したいデイサービスを実際に見学して、施設の様子を確認します。
    デイサービスによって施設の設備やサービス内容が異なるため、ご利用者さまに合う施設か確認しましょう。
    可能であれば、利用するご本人さまと一緒に見学することでミスマッチが少なくなります。

  5. デイサービスと契約する
    デイサービスと契約すれば利用開始です。

デイサービスではご利用者さまごとに「通所介護計画書」を作成し、ケアプランに基づいてサービスをおこないます。

デイサービスの利用相談

デイサービスで過ごす1日の流れ

デイサービスで過ごす1日の流れを、セルリアが提供するリハビリ型デイサービス(トータルリハセンター)を例にご紹介します。

男女の施設スタッフ
時間内容
8:30自宅までお迎え
デイサービスのスタッフが専用送迎車で迎えに来ます。

9:00健康チェック(バイタルチェック)
施設に到着後、手洗いうがいをすませたら、検温や血圧測定など体調に異常がないか確認します。

9:15準備運動、トレーニング
安全に機能訓練をおこなうために準備運動をしてから、トレーニングをはじめます。

10:20休憩、血圧チェック
トレーニングのあとには休憩をとって、バイタルチェックをおこないます。

10:30マシントレーニング
一人ひとりの筋肉や体調に合わせたプログラムに沿って、専用マシンを使ったトレーニングをおこないます。

11:10休憩、血圧チェック
マシントレーニングの後もバイタルチェックをおこないます。

11:20口腔ケア、口腔リハ
口腔清掃や嚥下(飲み込み)訓練、口腔機能向上のためのプログラムをおこないます。

11:40体操、口腔レク
楽しみながら口の周りの筋肉を動かすレクリエーションをおこないます。

12:10帰宅
デイサービスのスタッフが専用送迎車で自宅まで送り届けます。

まとめ

デイサービスを利用することで、ご利用者さまの身体機能の回復や維持向上だけでなく、在宅介護をするご家族さまの負担軽減にもつながります。
デイサービスにはさまざまな特徴の施設があるので、ご利用者さまに合った施設を選びましょう。

トータルリハセンターでは機能訓練プログラムに加え、嚥下(飲み込み)訓練や口腔機能向上のプログラムを提供しており、高齢者の健康維持と身体機能の回復を目指しています。
体力や筋力を維持して長く自立した生活を送りたいと考えている方は、トータルリハセンターの利用をご検討ください。

デイサービスでリハビリ・機能訓練をお考えなら「DSセルリア」で

「トータルリハセンター(TRC)」は、リハビリ専門職(理学療法士・作業療法士)と歯科衛生士が、口腔と全身のリハビリを本気で取り組むデイサービスです。
機能訓練などのプログラムに加え、嚥下(飲み込み)訓練や口腔機能向上のためのプログラムを加えることにより、全身の健康の維持と身体機能の回復を目指します。

施設見学・ご相談は随時受け付けております

ご自宅での介護に関してお困りのことがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

DSセルリア株式会社では、東京・千葉エリアにリハビリ型デイサービス「トータルリハセンター」や訪問看護ステーションを設け、地域に根ざした「訪問看護・リハビリテーションサービス」をご提供しています。
また介護従事職にご興味のある方も、お気軽にお問い合わせください。