学生との対話の中で。

こんにちは。DSセルリア株式会社の北村です。
昨年度より、青森県立保健大学の非常勤講師をお引き受けしており、今年度も10/27に講義を担当しました。

※学科の正式名称は、「青森県立保健大学 健康科学部 理学療法学科」です。

昨年同様、約180分、理学療法学科3年生30名に向け、質疑応答やディスカッションも含めて、様々お話をさせて頂きました。トータルリハセンターや訪問看護の紹介、デンタルサポート株式会社入社から約10年の活動もお伝えしました。

理学療法士を取り巻く環境は、私が資格取得してから20年で大きく変化しています。
ライセンス保有者が3万人程度だった時代から、今では毎年約1万人が卒業し、理学療法士は大量に輩出されています。給与水準も若干下がり始めているのが現状です。

※デイサービスや訪問看護など、病院以外の職場ではまだまだ需要がありますが。

そのような中で、学生の中には、将来への不安が大きく、理学療法士をを諦めたり、早々に見切りをつけて、別の業界を目指す方も増えているようです。
幸いなことに、今回の学生さんたちは、積極的に質問したり、個別に話を聞きにきてくれる方が多く、将来に不安を抱きながらも行動に変換できる将来有望な方たちでした。

他の職業にもいえることだと思いますが、将来の不安から「給与や労働環境面だけ」で判断し、選択しまうのは非常にもったいないです。不安だらけの時代でも、環境や他人のせいにせず、自分の選択と決定を信じて、やりがいのある仕事を目指して欲しいです。そして、その選択を、覚悟と責任に置き換えて、あきらめずに取り組んで欲しいです。