在宅介護で大変なことランキング|ご家族の負担を軽くする方法も解説

親や配偶者の在宅介護を続けるなかで、負担が大きいと感じる場面はご家庭によってさまざまです。しかし、多くのご家族さまが共通して負担を感じやすい場面には、一定の傾向があります。
在宅介護の負担は、ひとりで抱え込むほど大きくなりがちです。負担を感じやすい場面をあらかじめ知っておくことで、早めに備えたり、周囲に助けを求めたりしやすくなります。
今回は、全国規模の調査データをもとにした「在宅介護で大変なことランキング」を紹介するとともに、負担をやわらげる方法や、当社サービスがお手伝いできることをご紹介します。
在宅介護で大変なことランキングTOP5
在宅介護で負担を感じることは、介護を受ける方の要介護度によって変わってきます。ここでは、要介護3以上の方を介護するご家族さまを対象とした全国規模の在宅介護実態調査をもとに、特に負担を感じやすい内容をランキング形式でご紹介します。
なお、以下のランキングは、調査で示された「介護者が不安を感じる介護」の項目をもとに、内容が近いものをまとめています。たとえば日中・夜間の排泄は「排泄介助」、外出の付き添いや送迎などは「移動・外出支援」として整理しています。
出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング「全国の在宅介護実態調査データの集計・分析(概要版)」
第5位:家事・食事のサポート
献立を考えて調理し、飲み込みの状態に合わせた食事を用意するのは、想像以上に時間と手間がかかります。さらに、掃除や洗濯、買い物といった家事も介護と並行しておこなうため、ご家族さまの負担は少しずつ増えていきます。
毎日の負担を減らすには、配食サービスや市販の介護食、時短家電を活用する方法があります。また、状況に応じて介護保険サービスを利用できる場合もあるため、ケアマネジャーへ相談してみましょう。

第4位:入浴介助
浴室は、入浴される方にとって転倒や脱水、ヒートショックなどのリスクがある場所です。また、中腰の姿勢で身体を支える入浴介助は、介助するご家族さまの腰や肩に大きな負担がかかります。
安全に入浴するためには、滑り止めマットや手すりを設置し、お湯の温度や入浴時間にも気を配ることが大切です。
また、ご本人の体調やご家庭での状況により、自宅での入浴が難しい場合は、訪問看護やデイサービスの入浴介助を利用するのもひとつの方法です。専門職のサポートを受けることで、ご本人が安全に入浴できるだけでなく、ご家族さまの入浴介助の負担軽減にもつながります。

第3位:移動・外出支援
通院の付き添いや屋内での移乗、買い物の送迎など、移動を支える介護は身体的にも精神的にも負担が大きくなりがちです。歩行を支える際は、介護者の筋力と注意力が必要になるほか、転倒のリスクにも気を配る必要があります。
移動の負担を減らすために、自宅の廊下や階段に手すりを設置したり、福祉用具を活用したりすると、ご本人もご家族さまも安心して移動しやすくなります。また、通院や買い物の付き添いが難しい場合は、地域によっては介護タクシーなどの移動支援サービスを利用できることもあります。デイサービスを利用する日は、施設の送迎を活用することで、ご家族さまの負担軽減にもつながります。

第2位:認知症への対応
要介護3以上の方を介護するご家族さまのなかには、認知症の症状への対応に不安を感じる方が多いというデータもあります。同じ質問がくり返されたり、外出して帰り道がわからなくなったりと、常に気を配る必要があり、精神的な負担が大きくなりがちです。
認知症の方と接するときは、頭ごなしに否定せず、気持ちに寄り添いながら話を受け止めることが大切です。また、生活リズムを整えることは、ご本人が落ち着いて過ごしやすくなることにつながります。対応に困ったときは、かかりつけ医や地域包括支援センターへ早めに相談しましょう。

第1位:排泄介助
排泄介助は、日中だけでなく夜間も対応が必要になることが多く、介護するご家族さまの負担が大きくなりやすい介護のひとつです。
調査では、夜間の排泄に約35%、日中の排泄にも約30%の介護者が不安を感じていることが示されています。特に夜間の対応は介護者の睡眠をさまたげ、疲れが蓄積しやすくなります。
介助をする際は、排泄を失敗しても責めずに声を掛けたり、おむつやポータブルトイレを活用したりするなど、ご本人の尊厳に配慮しながら介護を続けることが大切です。介助の方法に悩んだときは、ケアマネジャーや地域包括支援センターなどへ相談してみましょう。
排泄介助については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

このほかにも、介護を受ける方とのコミュニケーションや、介護の長期化による経済的な不安など、在宅介護にはご家庭ごとにさまざまな負担があります。だからこそ、すべてをご家族さまだけで背負わないことが大切です。
在宅介護の負担を軽減する2つの方法
ランキングでご紹介した悩みの多くは、関わり方を工夫したり、介護サービスなどの支援を取り入れたりすることで、介護をするご家族さまの負担の軽減につながります。ここでは、介護者が無理をしないための大切なポイントを2つご紹介します。
ひとりで抱え込まず相談する
在宅介護で何より避けたいのは、ご家族さまがひとりで抱え込んでしまうことです。心身の疲れがたまると、介護する方も介護を受ける方も負担が大きくなり、共倒れにつながる恐れがあります。
困ったときの相談先として頼りになるのが、地域包括支援センターやケアマネジャー、かかりつけ医です。また、家族や友人に気持ちを話すだけでも、心が軽くなることがあります。「まだ大丈夫」と我慢せず、早めに周囲へ相談することが大切です。

介護保険サービスを活用する
訪問介護やデイサービス、ショートステイなど、介護保険には目的に応じてさまざまなサービスがあります。ランキングでご紹介した排泄介助や入浴介助、移動・外出支援などの負担は、こうしたサービスを活用することで軽減できる場合があります。
介護保険サービスを利用することは、決して「手を抜くこと」ではありません。ご本人が適切なケアを受けられるだけでなく、ご家族さまにも休息や自分の時間を確保しやすくなります。どのサービスが合うか迷ったときは、ケアマネジャーに相談しながら、ご家庭に合った利用方法を考えていくことが大切です。

在宅介護を支えるサービス「DSセルリア」
当社では、東京・千葉・神奈川エリアを中心に、住み慣れた地域やご自宅で、その人らしく暮らし続けられるよう、在宅生活を支えるサービスを提供しています。ここでは、在宅介護を担うご家族さまを支える3つのサービスをご紹介します。
自立を支えるリハビリ型デイサービス
トータルリハセンターでは、理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職と歯科衛生士が、身体のリハビリやお口のケア・リハビリなどに取り組んでいます。ご本人が「自分でできること」を少しずつ増やしていくことで、介護者の負担を減らせるとともに、介護を受ける方ができることを増やし、日常生活を送りやすくなるように支援します。
また、脳血管疾患後など、退院後の維持期リハビリにも対応可能です。日中、安心して過ごせる場所があることは、ご家族さまにとっての休息時間にもつながり、在宅介護を長く続けるための支えになります。
自宅で医療ケアを受けられる訪問看護
訪問看護では、看護師がご自宅を訪問し、健康状態の確認や医療的なケア、排泄・入浴の介助、服薬管理などをおこないます。介護保険・医療保険の両方に対応しているため、ご本人の状態に合わせて無理なく利用できます。
専門職が自宅を訪れる訪問リハビリ
訪問リハビリでは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門職がご自宅を訪問し、生活の場に合わせたリハビリをおこないます。歩行や立ち上がりの練習はもちろん、言葉や飲み込みのリハビリにも対応し、ご本人が自分らしい生活を取り戻せるよう一人ひとりに合わせてサポートします。
まとめ|在宅介護はひとりで抱え込まないことが大切
在宅介護で何より大切なのは、ご家族さまだけで抱え込まないことです。心身の負担が積み重なる前に、地域包括支援センターやケアマネジャー、かかりつけ医などを頼り、介護保険サービスを上手に活用しながら無理なく介護を続けていくことが大切です。
DSセルリアでは、リハビリ型デイサービスや訪問看護、訪問リハビリを通じて、ご本人の自立とご家族さまの負担軽減の両方を支えています。在宅介護でお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
高齢者のお困りごとの相談は「DSセルリア」
当社では、訪問看護とリハビリ型デイサービスを提供しています。
「トータルリハセンター(TRC)」では、機能訓練などに加え、摂食・嚥下機能訓練や口腔清掃、口腔機能向上のためのプログラムなど多角的に日常生活動作(ADL)の維持・改善に取り組んでいます。
「DS訪問看護ステーション」では、病気や障害のある方が住み慣れた地域やご自宅でその人らしい暮らしができるよう、看護師や理学療法士・作業療法士などがご自宅に訪問して、その人にあった看護やリハビリテーションを提供します。
施設見学・ご相談は随時受け付けております
ご自宅での介護に関してお困りのことがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
DSセルリア株式会社では、東京・千葉・神奈川エリアにリハビリ型デイサービス「トータルリハセンター」や訪問看護ステーションを設け、地域に根ざした「訪問看護・リハビリテーションサービス」を提供しています。
また介護従事職にご興味のある方も、お気軽にお問い合わせください。

